加賀温泉郷フェスのはなし+前後

 

7月22日に、石川県の加賀温泉郷、山代温泉エリアにある瑠璃光で開催される"加賀温泉郷フェス2017"に参加してきた。

 

前日の夜21時半に、関西圏在住の大森さんのオタクのお二人と、そのうちの一人の方の車に乗せてもらい出発。現地では何を食べるか、フェスではどのアーティストを観に行くか、など話していたらあっという間に金沢着。フェスの前後は加賀ではなく金沢に宿泊予定だったので、加賀はいったん通り過ぎた。

待ってろよ加賀!な気持ちでこの日はサウナゆめのゆにて乾杯、のち就寝。この時点でめちゃくちゃ楽しい私たち。最高はすでに始まっていた。あと、ゆめのゆのお湯は肌がつるっつるになった。びっくり。

 

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翌日、車をこの日に泊まる予定の宿の近くに停め、加賀へ電車でGO!しおりーん、ごーごー!(ちょっと言いたかっただけ)(フェスにバンもん出たけど一瞬しか見れてない)

と、その前に、金沢の近江市場近くで朝食を食べたのでした。朝からフルーツパーラーむらはたの、今季限定である水密桃のパフェとタルトをいただいた我々。

 

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名前の通りの、噛めば噛むほどじゅわっと桃の果汁が出てくる、たっぷり熟して柔らかく、ほどよい甘さの水密桃は絶品、、、。パフェもタルトも、クリームとアイスたっぷり!なわけではないし、それらの味もフルーツに合うほどよい甘さなので、スイーツをがっつり食べた後によくなる「くどい、、、重い、、、」という状態にはならず、さっぱり美味しくいただけました。

あと、わたしが食べたタルトの方は、中に生クリームとカスタードクリームが仕込んである、丸々一個の水密桃がタルト生地に乗っているもので、これにナイフを入れる瞬間がものすごく楽しかった!スッとナイフが桃に入っていき、最後は桃太郎かのようにぱっかーんと桃が割れたのですよ、、、ひとつのアトラクションだった、、、。

 

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この満足感で税込1000円という幸せを思う存分食べ楽しんだ後、加賀温泉郷に移動🚃

 

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着いて早々に知り合いのオタクに遭遇、そして乾杯。移動中にストロングゼロをキメてからの、着いてから10分でチューハイを飲み切った後、激しく胃痛がしたためいったんリセット(早)

そのまたすぐにズワイ蟹のおでんと、ここに来たらこれだろ!!の、のどぐろの塩焼きをいただきつつ乾杯。めちゃくちゃ美味しい。いや、本当、金沢では美味しいものしか食べていない。のどぐろは炭火でちょうど良い焼き加減で焼かれていて、脂っこすぎず、しかしぷるぷるのとろとろで美味しかった(何回言うねん)

 

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しばらく美味しいものを嗜んだ後は、ひたすらいろんなアーティストを聴いてまわった。気がしてそう書いた後にタイテ見て振り返ってみたけど、思ったより見れてなかった。

 

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初めて聴いたSOULSETでは、身体が勝手に動き出してしまう感じがとても心地よく楽しかった。3曲目にやった曲がエモくて良かったなあ。なんてタイトなんだろうか。

NachuさんのDJは、5月に行った湯会でのパフォーマンスがとても良かったので、今回も絶対見ると決めていた。藤井隆との被りでしばらく悩んだけれど、やっぱり超楽しかったので正解。たぶんどっちを選んでも正解。アジカンの"リライト"が流れた時に、サビでハチ(わたしが持っているシュタイフ、ナナちゃんのお友達)を全力で掲げたら、周りにいるお客さんが全力でケチャしてくれたのがものすごく気持ちよかった。ナナ担のあの人に、わたしがチラッと「いいかな?」言った時、「いいでしょ!」って即答してくださったおかげだ。ケチャされるのってあんなに気持ち良いんだね。やみつきになりそう。あの時「なんでクマのぬいぐるみ?」って思った人ばかりだっただろうけど、「楽しいからいいや!」って感じでノリノリな空気、本当に良かった。

ゆっふぃーは何気に初見だったのだけど、これもすーーーっごい楽しかった!初めてパンケーキミックスを打てたぞうふふ。水を飲む時は後ろを向く感じとか、ほどけてしまった浴衣の帯を結び直す時の前屈みの感じとか、最初から最後まで、ずーっとにっこにこな笑顔が本当に可愛かった。指の先、髪の一本一本までが細くて美しくて、たおやかだった、ゆっふぃー、、、。

 

この後はしばらく時間があり、ゆっくり瑠璃光の温泉に浸かりに行こうとしたところ、急遽大森さんがラジオに出演するとの知らせがあり、ラジオ収録ブースへ。公開収録を見たのは人生初かも。近すぎた。ファンとのアイコンタクトで遊びすぎて、MCの方のお話をあまり聞いていない大森さん、可愛すぎる、そして優しい。大森さんはこの日も髪がサラサラで肌が白くて可愛かった。

 

急いでお風呂に入り、長くて量の多い髪を一生懸命乾かし、大森さんオタにレンタルしてもらった浴衣に着替えてラブリーサマーちゃんに滑り込み。ちゃんと聴けたのはこの日最後の曲、"あなたは煙草 私はシャボン"だけだったのだけど、とっても好きなこの曲を聴けたのだけでもすごく良かった。照明の感じもうっとりしちゃって、空間が心地よかったな。ラブサマちゃんはMCの時に2Lのペットボトルの水を飲んでいて、「そのせいでよくトイレに行く」という話をしていてそれがわかりすぎた。わたしは500mlのペットボトルじゃ足りないから安く済む2Lのお水買いがちなのだけど、がぶがぶ飲んでそのせいでトイレが近い。

 J.A.G.U.A.R.さんのDJでは、ローリングガールズver.の"人にやさしく"が流れた時に、ぶち上がりすぎてこの日イチ荒ぶった。周りの大森さんオタさんたちに向かって絶叫しながら歌ってた気がする。ひどい。でもすんっっっごい楽しかった。わはは。

https://youtu.be/ERHfSisg__

J.A.G.U.A.R.さんは他にもDon't say lazyや空色デイズを流していて、中学生の時によくアニオタの友人とカラオケに行ったら歌っていたのを思い出して懐かしくなった。いつ聴いても好きな曲だ。

 

この後はわたしのこの日本命の大森さんのステージがあるのだけど、これはけっこうどのフェスを見に行っても思うのが、"大森さんの出番前は大森さん目当てのお客さんがステージ前にガッチリ固まるように集まってくる"ということ。去年の大阪での春の音泉祭りや、秋田でのハイコーフェスなど。その日の他のどのアーティストでも、そこまでガッチリ固まってないよっていう。なんていうか、(これから大森さんを見るんだ、、、!)と始まる前から皆集中し始める感じ。その感じは他のアーティストの時にはほぼない印象なのに、大森さんの時は客席の集中力がものすごい。今回の加賀温泉郷フェスでもそれを感じた。大森さんの前がDJだったから余計に。けっこう皆さん、煽られるまでぎっちり詰めて座っていた。(決してそれが悪いこととも思っていなくて、そうだなと感じただけの話) 

今日の大森さんは、後ろでゆったり見たい気分だったので、一番後ろのPA宅の横で待機。別に関係者面したいわけではない!

そしてとうとう始まる瞬間。

ステージの照明が暗くなり、大森さんが出てくるぞ!という空気になり、流れるIDOL  SONGのイントロのあの音!てんってんってんってん♪

一度落ち着こうと切ったスイッチが押され、メトセライトを手にフロアの真ん中まで飛び跳ねていった。全力でコールし、全力で飛んで、全力でケチャした。『好きでいいよ!』と何度も言われる度に、全力で答えさせてもらえる「ハーイ!」のコールの一回一回に心臓がぎゅっとなる。楽しいのに幸せで、なんだか泣きそうになった。後方のPA宅横まで再び戻り、なぜかずっと正座で聴いていた。ゆったり見るはずでは。

畳のフロアでのライブだったので、お客さんに絡みに降りてくるかな、と思っていったらそうではなく、大森さんはずっとステージの上で歌っていた。お客さんの方も、大森さんが始まる前は結構死んでいる人が多く、(この地獄の中でライブするのか、、、)と思っていたら、始まったら皆しっかり座って大森さんを見つめていて、死んでいる人はほぼいなかった。しっかり音楽を届ける人と、しっかり音楽を受け取る人。そんな印象。バンド編成でのツアーが終わって直後の弾き語りは、次の弾き語りツアーのモードに完全に切り替わっていた感じがあった。

相変わらずの大森さんらしい、客席が見えるように照明を調整したり、お子さん連れのお客さんに絡んだり、"デートはやめよう"で本当にエロい感じで女子だけに『エロいことをしよう』のコールを求めたりもあって、楽しい気持ちになったり。大森さんの曲で一番好きな"絶対彼女"ではボロボロ泣いてしまったな。最後は『この曲で終わります』と"ハンドメイドホーム"を演奏。この日一番聴きたい曲で、今年の京都旅行のライブでもあったような、もし客席に一斉にリクエストを聞いたりすることがあれば、絶対に言うぞ!と意気込んでいたくらい。嬉しくてなんだか苦しくて、噛みしめるように聴いた。あっという間の時間だった。この日のライブで感じた気持ちはずっと覚えていよう と、そっと胸の中の箱にいれて蓋をしたあと、ぎゅっと抱きしめた。

 

大森さんが終わってすぐ、同じステージでDJ CARPさんで再びテンション爆上げ。余韻に浸りたかった気持ちもあるけど、楽しみたい!の気持ちが勝ち、再び飲酒開始。ゆけむりDJsのみなさんが出てきて、この日の良い〆になった。

 

 

 

睡蓮花でタオルをブン回したり、ひたすら楽しいー!で踊っていたら、シャトルバスの出発まであと15分だと告げられ、速攻で着替えに行って浴衣を返却、一瞬で皆んなと写真を撮り、ダッシュでバスに乗車。汗だくなってしまって、お風呂に入りたい欲が凄まじかった。さっきまで温泉旅館にいたのにね、、、。

 

金沢に着いて、コンビニで夕ご飯とアルコールを調達。この日の宿にINしたのだけど、めっっっちゃ良いゲストハウスだった。すごく綺麗で、広いキッチンやリビング、掘り炬燵の漫画ルームやキッズルームと充実していて、宿の人のホスピタリティも良く、そして安い。

皆でリビングでライブの感想や次のツアーについてを語った後、yogiboのクッションでダラダラしながらジェンガをしたり、スーファミぷよぷよ対決したり、わけのわからないボードゲームを始めようとしてみたり。かなり夜ふかしをして、宅飲み感と修学旅行感が合わさってとても楽しい時間だった。

 

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ここまでが22日(土)のはなし。

 

23日(日)は9時頃起床し、サービスのお茶を淹れクッキーを食べた後チェックアウト。冷蔵庫に入れていた、連れが飲まなかったストロングゼロを忘れないよう手の甲にメモしていたのだけど、手の甲に"ストロングゼロ"って書いてある感じ、クレイジーだよね(クレイジーの意味わかってない)

 

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そして案の定忘れたからいったん取りに戻った。

 

近江市場の山さん寿司で海鮮丼、のどぐろの刺身をいただく。これまたのどぐろの塩加減、炙り加減が絶妙。最高。加賀温泉郷フェスで食べたのも美味しかったけど、こちらのほうがより美味しかった。思い出してよだれがやばい。のどぐろに出会えてよかった。

 

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そのあとも、雨がひどいため市場をうろうろ。この時期だけという、天然の岩牡蠣をちゅるしたり、うに、西瓜、メロンなども食べながら歩いた。牡蠣はわたしは食べていないのだけど、うにはこれまたやばかった。変な臭みやクセがなく食べやすい。こんなに美味しいうには初めて食べたかもしれないという感じ、、、。西瓜やメロンは、噛んでじゅわっと、フルーツから水分が摂取できる感じが良くて、いい感じの口直しだった。

 

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雨もほどよくなってきたので、21世紀美術館へ移動。元々行く予定ではあったけれど、大森さんの弾き語りツアーでの会場にもなったため、期待感が高まる高まる。チケットは少々並んだけれど、展示はいい感じにゆったり見れた。

"死なない命展"というのがこの日から始まっていて、その中にずっっっっと見たかったChim↑Pomの展示があり、しかも数ある作品の中から見たかったもので、それが本当に嬉しかった。彼らの作品との出会いは書店の芸術コーナーに置いてあった作品集からなのだけど、絶対好きなやつだ!!!と直感的に思ったのを覚えている。やっぱり超好きなやつだった。もっと見に行こうと思った。こうやって衝動で身体が動かされる感じ、わくわくする。

 

もうひとつ、すごく気に入った展示があったのだけどまた別の機会に書こうと思う(ここで既に5376文字なのウケる)

 

 

美術館にて金沢観光が終わり、連れの車にて関西に帰った。最後に食べたごはん屋さんが高知料理?名物?のお店で、もう次のツアーを意識してる感じがしておもしろかった。本当に充実していて、長いようであっという間の楽しい3日間だった。正直めちゃくちゃ寂しくなったのを覚えてる。おそらくあと2ヶ月くらいは現場に行く予定がないので、しばらくはこの遠征での出来事を思い出して、思い出し笑いで乗り切ろうと思う。ナナ担のあの方、ドルオタのあの方、本当にありがとう!

 

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21世紀美術館で撮ってもらった写真、ふくらはぎの筋肉やばない?(あ、隠してるのはパンツじゃなくてショーパンだよ)

 

あと、このプールに足が滑って溺れたってツイートしたけど皆んな突っ込んでくれなくて、本当に滑ったのつらかったよ。わはは。嘘に決まってんだろ!